リューブライト処理(リン酸マンガン皮膜)とは?
リューブライト処理は鉄鋼表面にリン酸マンガンの不溶性結晶を生成させ鉄鋼の耐食性、防錆及び耐摩耗等を向上させるための化成被膜法です。
仕上色は製品の材質や表面状態により異なりますが灰色~灰黒色となります。
この被膜は他の化成被膜より堅膜であり剥離することがありません。鉄鋼製品の回転等の耐摩耗を要する部分に効果があり、また保油性に優れ潤滑油の使用量を低減させる効果もあります。リン酸マンガン膜厚は5~15µで重量変化が非常に少なく処理温度も100℃以下のため製品に熱影響を与えません。
防錆力が強い
被膜が厚く油の保持性が高い
ため、防錆力が強い
塗装の際のノリが良い
表面の加工が塗装のノリを向上、
商品の塗装下地にも最適
油の保持性が良い
油の保持性が高く、機械の
駆動部分などの処理に最適
耐摩耗性が良い
駆動部分の初期なじみが良い
キンケイパーカーのこだわり
キンケイパーカーのリューブライト処理の仕上がりの美しさや製品の
管理体制は、他とは一味違うと大変ご好評をいただいております。
その秘訣は弊社の企業努力と、こだわりの賜物と自負しています!
POINT01
素材に合わせた処理
丁寧かつ慎重な各工程での作業・素材形状別の専用治具を使用、素材に沿った処理の工夫などを徹底しています。
POINT02
世界レベルの品質
『きれいな仕上り』が認められ弊社の処理を施した外観部品の機械が海外でも流通しています。
POINT03
製品管理を徹底
お預かりする製品について、事前チェック、出荷前の二段階確認、写真も駆使し徹底管理しています。
対応商品
リューブライト処理への対応については、下記のスペックの商品となります
素材
鉄
重さ
最大 2.8トンまで
サイズ
最大長さ5メートルまで
その他
特殊な構造の場合は別途ご相談ください
FAQ
よくある質問
Q
リューブライト処理の良い点は何ですか?
A
表面に数µ(ミクロン)の凹凸皮膜を形成するため防錆油の保持性が良く、塗料のノリがいいので塗装下地に適していることや、ネジの食いつきが良いことです。
特に機械部品の油にまみれて駆動する部分には、油の保持性が良いので、摩擦の損傷を最小限にします。弊社の処理は仕上がりの美しさを評価して頂き外観部品に使って頂いてる得意先様もおられます。
Q
リューブライト処理の不向きな製品とは何ですか?
A
リューブライト処理は、膜厚が10µ(ミクロン)超の部分もあり、寸法に厳しい精密部品には不向きです。
Q
リューブライト処理の耐熱温度を教えて下さい
A
約200℃を越えると、皮膜の組織に変化が生じます。